前回、ドメインのユーザーアカウントなら、ドメインに参加している
どのコンピュータにもログオンできるとお話しました。
とても便利ですが、ユーザープロファイルはローカルに保存されるので、
他のコンピュータにログオンした場合、当然マイドキュメントの中身は違います。
どのコンピュータからでも利用したい場合、共有フォルダなどにデータを保存し
て利用したりしますよね。
しかし、Windows
Server の面白い機能を利用するともっと便利になるんです。
※Windows NT
の時代からの機能です。
移動ユーザープロファイルというんですが、この機能を利用すると、
どのコンピュータにログオンしても、マイドキュメントの中身を同じ
にできるのです。
どのように実現しているかと言うと、
プロファイルのデータをサーバーに保存しているんですね。
で、ユーザーがコンピュータにログオンした際、サーバーに保存されていた
プロファイルをダウンロードするんです。
ログオンが完了するとデータはローカルに保存されます。
つまり、ユーザーがコンピュータを利用している間は、ローカルに保存された
プロファイルを利用するのです。
そして、ログオフする際、サーバーにプロファイルをアップロードして、
プロファイルを更新するんですね。
これで一連の動作は完了。
このようにして、どのコンピュータにログオンしても同じマイドキュメントが
利用できるんですね。
便利です。
良くコンピュータをシェアしているような環境では利用されています。
例えば、24H
稼働のコールセンターや工場などですね。